八重洲方面で本日大きな進展があったのでご報告。
何かの拍子に、八重洲で気合いの入った日本酒飲ませる店があると知り、定時退社で東京駅を目指す。ちょうど四街道停車の特急列車まで30分。シャングリラホテルをかすめて八重洲の湾ラーランドへ。
ありました。どうしてこれまで気づかなかったんだろう。縄のれんをくぐると、そこは完全に昭和。年季の入ったカウンターに、おじさんがいっぱい。カウンターの内側では、これまた年季の入ったマスターがひとりでテキパキ対応。
運良くカウンターが空いていて、すぐに座れました。席に着くなり、お通しの昆布の佃煮とお手元、杯が載った木の四角い盆を差し出されます。これが基本セット。
マスターに「まずはビール?」と問われるままに頼んじゃったけど、時間短縮にはビールはいらなかったか。そう、生ビールなんてしゃれた物はなし、小瓶が中瓶です。小瓶をさっと飲み干し、カウンター端に鎮座している菊正宗の酒樽を見ながら、冷やの樽酒を注文。
あらかじめ瓶に移して冷やしたおいた樽酒を、銅と錫とおぼしき漏斗と一合枡でざくっと量り、お銚子に。今風の、キレイなグラスに注いだりする演出は不要。おやじさんの漏斗とお銚子の手さばきの方がよっぽど演出効果抜群です(今日は初対面だったので撮影は自粛)。
見回すと、あじの開きとか、はんぺんとか、たたみいわしとか、飾り気のない渋いつまみを頼んでいる客が多い。気分的に刺身だったので、三点盛りを注文。マグロ、イカ、タコでした。通りかかった女将さんに、金曜限定とかいって奨められるまま、何とかのゆで卵もいただいちゃいました。黄身が普通の鶏卵より味わい深かったです。
二敗目は、銘柄は聞きそびれたけど、マスターの奨めるままに、山廃仕込みのずっしりした酒をいただきました。
もうこの頃には隣に座っていたおっさんとも仲良し、その向こうでひとり渋く飲んでいた丸刈ーたの青年とも仲良し、みんな仲良し。いいなぁ、昭和(←おいおい、あんなに元号強制に反対して、一時は学生証すらもらえなかったくせに)。うん、記述強制と、己のノスタルジアは、別物です。
特急列車の時効が迫ってきたので、30分で店を後にしましたが、4時半から営業とのことなので、今度はもっと早くから職場放棄してゆっくり飲みたいと思います。
基本データはこちら:
http://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13011473/
その後の訪問時に撮影した画像も追加しておきます。店の看板酒、菊正宗の樽酒と、お銚子に酒を注ぐ銅の漏斗と大将です。
to 松下 梨花子 成人したらご招待ね。
!!早く成人します。
懐かしい!ここは変わらないでいて欲しいですね。