今年の日本の正式な四月馬鹿は、本日11時から開始されます。
国営放送では、ずっとくだらない「識者」による、「やっぱり大事にしたい伝統」だの「時代に名をつける意義」だとか、「世界のほとんどが西暦を使う中、二つの尺度を持つ意義」だとか、笑止千万な元号イイじゃんプロパガンダをタレ流してます。
面倒臭さでここしばらくは流されていましたが、初心に立ち返り、先日役所での手続きではすべて西暦で通し、「平成」と印字されているところも二重線で消して西暦で提出しました。
元号法制化直後はそういうことをすると受理されないなどという事態もありました。実際、学生時代にこれが原因でしばらくの間、学生証を発行してもらえなかったことがありました。しかし先日の窓口担当者は、対照表を確認しながら、表情ひとつ変えず、淡々と赤鉛筆で元号に書き直していました。
尖っていた頃の私なら、「申請者が西暦で表記したものを勝手に元号に書き換えるのはやめてください」と争ったでしょうが、大人しくしていました。
これを役所の態度軟化と解釈するか、言われるがままなびく態度が徹底したと見るか、私の堕落と考えるか、複雑な心境でした。