Facebook Post: 2019-10-09T14:45:35

「何か1つ変えるだけで、国レベルで英語教育が突然良くなるような魔法はない」

上のブログに書かれている、大学入試問題に関連したがんばる若手のぼやきを読みましたが、その彼に「まだ若いんだから勉強しなさい」と(見てたわけじゃありませんが)したり顔で諭す方と、どちらがより地に足が付いた、現実を見据えた主張だろうか。

日本の英語教育に絡む長年積み上がってきた問題は、まさに絡み合った糸の球。どこかひとつ端緒を見つけて引っ張ってみても、余計絡みが強くなるだけ。

英語教育が科学的研究として進化し、専門の細分化が進んだことによって、絡み合ったダマから端緒を見つけ出すのは上手くなったのは確かだと思う。

けれど、見いだした端緒が他のどの糸とどう絡んでいるのか、引っ張るのがいいか、いったん他の糸をくぐらせるのがいいのかまでは示してくれていない気がする。

有り体な言葉で表現すれば、研究の蛸壺化。研究者だから現場のことはよくわからない、という言い訳を封じ、研究が英語教育全体に、教室の指導に、どう影響して、他の問題とはどのように関連してくるのか、はっきり意識して研究することがより一層求められているのだと思う。

あ、いかん、妙にマジになっちゃった。ビタミンD摂取しなきゃ。

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