今月初め、こちらの教職担当の先生の授業で、日本の英語教育の問題について話をする機会をもらいまいた。わずか20分の受け持ち時間で、労働環境から授業時数、教材、英語の使用、教員養成などに触れ、小学校英語の問題まではたどり着けず、もとより歴史的な経緯は端折って足早に解説しました。
そのとき聞いていた学生と実習校の教員ラウンジでばったり会い、彼が私に言うには、「なぜあれほど問題が山積みなのに、何もしないのか?」と。
いやいや、何もしてないわけではないと言い訳しようとしたら、「こちらなら当然大規模なストライキなどが起きてるはずだ」と。
いや、ごもっとも。けど、日本の教員にはスト権が認められていないし、組合組織率も3割を切ってるという話をしたら、横にいた指導教員が、「ね、だから教員になったら、組合に入るのが大事なのよ、覚えておいてね」と。
画像は、火あぶりにされる日本の英語教育ではなく、サーモン。