「脱タダ」計画メール編

iPhone初期時代、唯一プッシュ通知に対応していたことから使い始め、いつの間にかどっぷりと便利さに使ってしまったGmail。

こいつを使うのをやめるとなると、プッシュ通知はどうなる?調べてみると、世の中やはり進歩しているもので、自前ドメインで契約している在米ホスティング会社のメールサーバが、プッシュ通知に必要なIMAP idle仕様に標準で対応しているらしい。

メールのクライアントソフトはどうかというと、セキュリティや独自性という点からよく使われているのがSparkというもの。カレンダーソフトなどでも売れているReaddleというウクライナ発の会社の製品らしい。無料で充分使える。

Gmailで便利なのは、カレンダーやTo Doなどと連携していること。このSparkも自社製のカレンダーソフトとは連携できるようだが、それはそれでまた囲い込まれているようでイヤな感じ。

どうせほとんどがアップル製のマシンなので、アップル標準のソフトはどうなってるか確認したら、なんと、iPhone標準のメールアプリでもプッシュ通知が受け取れるようになってる。

となると、メインで使っているGoogle Calendarをデータ連係のためのバックエンド扱いにして、アップル標準のカレンダーをメインで使うと便利か。ついでに、このところ使い勝手がとても悪くなって不安定なEvernoteともおさらばして、アップルのノートに乗り換えるか。

なんだか、結局アップルに絡め取られてる気がしないでもない。でも余計な個人情報抜き集められたり、突然有料化されたりする心配はないから、いいか。

純正アプリ以外で検討したSparkのウリは、会社などでのグループによるコラボ機能の充実や、表示について細かく設定できる機能と、スマート受信箱。これは、未読のメールを上部に置き、内容を分析して大まかなカテゴリーごとに分けて表示してくれるもの。これは慣れると便利な機能かもしれない。

しばらくの間、純正アプリとSparkを併用して比較してみることにするか。

Sparkについて追記(2021.03.24)

スマート受信トレイが思った以上に快適で使いやすい。左右のスワイプでメッセージを裁いていけるのも快適。カレンダーアプリも、しばらく前にたまたまReaddleのものに乗り換えていたので、その連携も申し分ない。

懸念材料としては、ウクライナの会社が手がけたものなので、どの程度信頼性と安定した提供が続けられるか、将来的に有料化されることがないか、という点か。

その後(2021.03.30追記)

Gmailに依存せず、届いたメールの通知を即時受け取り、どの端末からでも内容を確認できる態勢は整った。心配したGmailのデータ移行も、とりあえずそのままGmailアカウントを塩漬けにしておき、メールのクライアントソフトから検索の対象にしておけば問題なく過去のデータを探し出せる。

次は、これまで知れ渡ってしまった、あるいは自分でいろいろな登録に使ったGmailのアドレスを、メインとして一本化したアドレスに変更していくこと。

作業メモ

  1. 自前ドメインからGmailへの転送停止
  2. iPhoneのGmailアプリでの配信と通知を停止
  3. Apple製メールアプリ(MacとiPhone)にメールサーバ情報設定
  4. AppleWatchでもGmailから純正メールアプリへ乗り換え
  5. 純正メールアプリで各種フィルター再設定
  6. 純正メールに、Gmailのアカウントメールをロード
    • データを移行できないと、これまでGmailにたまっているメールを検索できなくて困ると思ったが、IMAPで純正メールにロードしておけば何とかなりそうだから、データの移行は諦めた。
  7. 各端末のシステム環境設定でデータの同期をオンにしておけば、いちいち個別に設定不要。

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