「帯活動」

「帯活動」という言葉について、いつだれが言い始めたのか明確にはわからず、気になって調べてみました。

Googleで遡って調べると、「帯活動」ではじめてヒットするのは、2000年3月2日にアップロードされた、秋田県の高校の指導案です。

三省堂が出している教員向けの広報誌(?)で2014年に帯活動の特集が組まれていて、その中で松沢先生が「1980 年代に中学校の教壇に立ったが、当時は「帯活動」という言葉は使われていなかった。近頃よく耳にする帯活動とはどんな活動だろうか。」と書いています。

ということは、1980年代以降2000年までの間に湧いてきた用語だと推測できますが、遠い空の下なので、それ以上は調べようがありません。

あくまで推測ですが、「達人」仲間のどこからか出てきたように思います。まあ、別にいつどこから始まったのかは大した問題ではないのですが…。

不思議なことに、どうもこの「帯活動」っていう言葉というか活動、他の教科に関連して聞かれることはほとんどないようですが、どうでしょう?

もう一つ興味深いのは、この「帯活動」という言葉に文科のお墨付きが与えられたのは、あの「小学校英語教科化オイオイ時数足りないどうしよう」問題に伴って出てきた「モジュール学習」という奇策に、2015-16年あたりで「モジュール(帯)学習」という訳が当てられたのが最初かと(ベネッセの資料:https://benesse.jp/eigo/201508/20150821-1.html)。

その後、文科省の資料でも、小中連携に絡めて「帯活動」という言葉が使われています(文科資料:https://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/1414459.htm)。

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