三日目は、朝から予約しておいたハスキーファームツアーへ。
ツアー会社の受付オフィスはごった返していました。しばらく待つと、担当ガイドが自己紹介。バンに乗り込み。車で20分ほどのファームに到着。他にも、大型バスなどで来ている団体もいて、結構な混雑。
既にコース上には7.8頭だてのそりが2台待機。簡単な説明の後、グループごとに乗車。おそらく400mほどのコースを2分程度であっという間に走破。結構なスピード。
我々のそりは、途中でコース端の雪に乗り上げ、ほとんど転覆寸前。フィンランド人のおばちゃん運転手のスキル不足なのか、我々家族が積載量超過なのか、暖かさで雪の状況が悪かったのかは、不明。
おばちゃんが犬たちを鼓舞して檄を飛ばすも、なかなか進まないそり。犬たちも、一瞬がんばって進もうとするも、すぐに無理だと悟り諦めて振り返り、キョトン。
結局、我々がいったんそりから降り、そりの体勢を整えてから再始動。時間だけは我々がもっとも長くそりに乗っていたかも。
その後、犬舎にいる他の犬を見に行ったり、赤ちゃんハスキーと戯れたり。
建物の中に入り、温かいベリージュースとクッキーをつまみながら、ハスキーについて牧場のお姉さんから説明を聞いたり、質問をしたり。そりの構成や役割分担、訓練方法や餌、夏期の休暇などについて聞きました。
チームの構成は、先頭の犬がリーダーとして全体のとりまとめ、そりのすぐ前はもっともパワーのある犬で走り出しで力を発揮、その間の犬たちはスピード担当の犬たちで、とにかく早く走るのが得意な犬を配置するそうです。
すぐ隣のトナカイも見に行きました。広々とした囲いの中では、数頭のメスが寝そべって休んでいました。どれも妊娠中のトナカイだそうで、トナカイは年にひと月繁殖期があり、その間はオスが主導権を握るも、それ以外の時期はメスが仕切っているそうです。
市内に戻り、おいしいフィンランド料理を出すと評判のレストランへ。予約なしで飛び込みで行ったところ、テーブルではなく窓際の横並び席に。それからあっという間に満員。人気店のようです。
ノルディック前菜盛り合わせ(トナカイソーセージのリンゴンベリーソース、サーモン、ライ麦パン、イワシの塩漬けなど)、サーモンのリゾット、サーモンのバーガー、トナカイ肉のバーガー、サーモンスープ、トナカイのフィレステーキなど、どれもすごくおいしい料理で納得。
夜、コンディションが整えばオーロラツアーに行く予定なので、それまではホテルに戻り、休息。