Päivälehden museo(新聞博物館)

IMG_8381ヘルシンキ大聖堂から南へ徒歩10分もしないところにある、Päivälehden museo(päiväは「日」、lehdenはlehti「雑誌」の変化形、それで「新聞博物館」)へ行ってきました。ここは、Amos Rexと並んで、珍しく月曜でも開館している博物館のひとつで、入館無料です。

入り口を入ると、壁面から天井に張られたものすごい数のパネルが出迎えてくれます。でもみんなフィンランド語。これまでの新聞や報道に関する歴史や出来事が並べられているようでした。

IMG_8380.jpg大きな液晶パネルには、世界中のニュースがリアルタイムで表示され、ツイッターのトレンドも出ていました。なんと、日本発のお恥ずかしいものもランク入り。民度を痛感します。

1階には、通信技術が発達する前の記者が取材や入電に使っていた道具の展示や、創刊以来の主要日刊紙のマイクロフィルムが見やすい装置で閲覧できるようになっています。マイクロフィルムといっても昔のようにフィルムを装填する必要もなく、ぐるぐる動かして船酔いすることはありません。その奥のレクチャースペースではワークショップのようなものを開催していました。

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入口側の特設展スペースでは、フィンランド人の報道写真家の作品が展示され、日本の70・80年代の写真も出ていました。

どうしても趣味のことには目がとまりますが、中国の写真の中には、こんなすごいものも。材木の台座で露店のポケットテーブル。雨が降り始めたら、みんなで持って移動するんでしょうか?IMG_8382 (1)

地下には、15世紀頃の手書き新聞から始まり、活字を組んでいた頃の道具や印刷機の実物が展示されていました。

英語の説明がないのは残念ですが、1階の休息スペースでは有料ながら低価格でコーヒーも提供されていましたし、開館している施設が少ない月曜の観光にひと休みのつもりで組み込んでみるのもいいかもしれません。

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