タリンの旧市街をゆったりと楽しんできたので、自分の覚え書きも兼ねて、旅のポイントを書き出しておきます。
覚え書き的ポイント
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往復
- 日帰りも可能だが、慌ただしいので良さを味わえない。せめて一泊二日だとゆったり楽しめる。
- フェリーは会社によって料金や時刻はもちろん、発着場所も微妙に違う。
- 往復割引のようなものはなさそうなので、フライトや列車の都合に合わせて、往復別会社でも選択可能。ただし、ターミナルの位置に注意。
- ヘルシンキに帰る便では、ターミナルからトラムに乗り換えるのがかなり混雑。
- タリンに向かう朝食は、Eckeroの場合は2セッションあって、航海最後までいられるわけではないので注意。
- ヘルシンキに向かう夕食は、入れ替えはない模様(最後までいなかったので不明だが、時間設定が1セッションしかない)。
- ディナーには、赤白ワインとビールを、自分でタップから注ぎ放題のサービス付き。
- Hot mealsより、cold starterの方が充実していて、つまみにはぴったり。
- 食事はチケット予約時に一緒に購入すると1€ほど割安。
- 座席はすべて指定。お一人様は大テーブルにまとめられることも。
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宿・食事
- 旧市街の内部は比較的高め。周辺のホテルでも、歩いてそれほど遠いわけではない。
- 旧市街のホテルは大抵昔からの建物を使っているので、設備はそれほど期待できないが、立地と、テラスなどがあり、まったりできることもある。
- 時間に余裕があれば、朝はゆったりたっぷりビュッフェで食事、リンゴやパンを持ち出して昼は簡単につなぎ、夕方レストランが混む前に早めのディナーで一杯やるのがいい感じ。
- テラスやバーは23頃まで開いているので、その後に飲む場所には困らない。
- 場所にもよるかもしれないが、ホテルの水道は若干コケ臭いが、飲めないわけではなかった。
- イタリアンが美味い(詳細は、「エストニアはイタリア料理が美味い!」を参照)。
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観光
- 気ままに歩き回ってもよいし、事前にスポットを確認しておいてもよい。
- 細かなスポットが、裏通りに隠れていたりするので、事前に確認しておく方が無難で効率がよい。
- 事前にネットでGoogle Mapにスポットを保存してもよいが、見やすい絵マップに書き込んでおく方が見つけやすい。
- マップはフェリーのターミナルや、旧市街の観光情報センターなどでもらえる。
- 教会などの見学は、日曜はミサや結婚式があるので注意。
- 細い路地や、邸宅の中庭のようなところに意外な店があったりするので、目指す観光スポットばかりでなく、歩き回るのを楽しむつもりで臨むと楽しい発見あり。
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Tallinn Card(https://www.visittallinn.ee/eng/tallinncard)
- Tallinn Cardはかなりお得。というか、個別に入館料支払っていると馬鹿らしい。
- 1日(24時間)から3日(72時間)まであるが、二泊三日の旅でも節約するなら48時間でもOK。
- 今回訪問予定のスポットでカードが使えなかったのは、Dominican St. Catherine’s Monasteryだけだった。
- 入館料を気にせずにほとんどの博物館などに入れるので、意外な発見や出会いが期待できるし、外してもそれほど痛手に感じないメリットあり。
- 店の会計時にはカードで割引があるか確認すると損がない。
- プラスチックカードと、デジタル版(といっても、保存したQRコード見せるだけ)があるが、一長一短。
- プラスチックカードは、紛失しても再発行不可。でも入り口での処理はカード渡すだけで楽ちん。
- オンライン版は、紛失しない(スマホなくさなければ)。ま、スマホなくしても、他のデバイスで表示は可能。入り口でいちいちQRコード引っ張り出して見せる手間がかかる。
- 購入してから、最初に使用した時点で発効。
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買い物
- 土産物はほとんどどこも同じようなものが置いてあるが、値段はまちまち。気に入ったものに目をつけて、町歩きのついでに価格調査をするといい。
- 中には、微妙に違うものや、ある店にしか置いていないようなアイテムもあり。あちこち見ているうちにわかってくるので、暇に任せて積極的に覗いて歩くのが吉。
- 質のよいものを求めるなら、それなりの専門店や職人直営のブティックなどを覗いてみるといい。
- 酒の買い出しなら、帰りの便だけでもターミナルDを使う路線が便利。大きな酒屋(Super Alko)が近い。
- 折りたたみ式のカートがあると楽。
- 旅行中、現金しか使えなかったのは、有料トイレと、ターミナルの手荷物預かり所だけ。ただし、入館料類はTallinn Cardを使用したので、カード決済可能かは不明。
- 主観的お勧め度(順不同)
自分が行ってみた(行き損ねた)スポットについて、星三つの尺度で主観的なお勧め度とコメントを一覧しておきます。- [☆☆☆]Towers’ Square
- ここを避けては旧市街の観光は不可能。テラスバーや土産物屋多数。
- [☆☆☆]St. Catherine’s Passage
- 職人直営のブティックが集まる裏の小道
- [?]St Olaf’s church
- 下町から山の手を臨むもっとも高い塔。工事中で登れず。
- [☆☆]KGB Prison Cells
- ロシア占領時代の重い歴史展示。
- [☆]Mustpeade Maja
- 中世のギルド組織の会館。中より、外のドアが有名。
- [☆☆☆]Viru Väravad
- 門周辺には花屋、セーターの壁などいろいろな店が集まっている。
- [☆☆☆]Tallinn Town Hall
- 塔は登るのは大変だが、広場を一望できる。ホール内部も歴史的展示が充実。
- [☆☆☆]Town Hall Pharmacy
- 中世以来継続して営業している最古の薬局。古い時代の薬の材料など展示あるが、現在も薬局として営業中。オリジナルトートバッグ5€はお勧め。
- [☆]Tallinn Tourist Information Centre
- アドバイス求めるも、”Googleで調べても同じ”とまったく役立たずのセンター。
- [☆☆☆]Great Guild Hall
- タリンに関する歴史展示充実。建物も見る価値あり。
- [☆☆]Bloodstone
- 中世の横暴領主の醜いエピソード。
- [☆☆]Vabamu Museum of Occupations and Freedom
- ロシア占領時代の悲しい歴史を史料やエピソードをもとに展示。ただ、スマホ端末とヘッドセットを渡され、位置情報で適切な解説が再生されるはずが、連携が上手くいかずストレスフルで展示を味わえず残念。
- [☆☆☆]Hellemann Tower and Town Wall Walkway
- 塔と城壁がよく保存されている。近くには土産物屋やSt. Catherine’s Passageなど見所あり。
- [☆☆☆]Eppingi Tower
- 山の手の城壁の北西側。甲冑装着体験や、武具や装具の解説充実。
- [☆]The Deer Sculpture
- なぜか有名な鹿の銅像。
- [☆☆☆]St. Nicholas’ Church
- 「死のダンス」の絵画が有名。
- [☆☆]Maiasmokk Cafe
- 始終お腹いっぱいで、結局行けずじまい。
- [☆☆☆]Peppersack Restaurant
- 毎晩20時から中世刀剣ショーあり。刀剣ショー見たいと予約すると良席の可能性高い。タリンカードで1割引。
- [?]Maavägised OÜ
- 日曜定休の、まじめなマッサージ屋。行けずじまい。
- [?]Kalma Saun
- 旧市街外のサウナ。足伸ばせず。
- [☆☆]Lühike jalg
- [☆☆]Pikk jalg
- 上二つは、旧市街と城壁内側の山の手をつなぐ通路ふたつ。
- [?]The Museum of Estonian Drinking Culture
- 結局見つけられず。
- [☆☆]Patkuli Vaateplatvorm
- [☆☆☆]Kohtuotsa vaateplats
- 上二つは、山の手の高台から街を見下ろす展望台。Kohtuotsaの方が旧市街らしい景色。
- [☆☆]St. Mary’s Church
- 山の手中心にある教会。高い塔から市街を見下ろせるらしいが、ミサなどタイミング合わず上れず。
- [☆☆]Toompea Castle
- 山の手の一角を占める城。いかにも中世らしい円塔が有名。
- [☆]Kiek in de Kök
- 博物館や城壁の遊歩道はいいが、地下トンネルはタリンでもっともガッカリなスポット。
- [☆☆]Meriton Old Town Garden Hotel
- 宿泊したホテル。部屋もきれいで朝食ビュッフェもいいし、中庭もくつろげる。中庭と同じレベルの部屋もあるようなので、予約時に注意。
- [☆☆]SuperAlko
- ターミナルD近くの酒屋。港ではもっとも品揃えが充実。チョーヤの日本酒もあり。
- [☆☆☆]Towers’ Square