近くの墓地を散策

下宿のアパートから歩いて10分ほどのところにKalevankangasという大きな墓地があって、散歩コースに良さそうなので行ってみました。

キリスト教国だけに、墓石もほとんどはキリスト教式のものです。きれいに手入れされた芝生の間に、いろいろな墓石が建っていて、立体的なモニュメントのようになっていたり、肖像レリーフを入れた墓石などもありました。ロウソクを灯すランタンが備え付けられているところが多くあり、中には墓石にロウソクを灯す灯籠のようなスペースがついているものもありました。

墓の前に赤や緑など、いろいろな色のタグがついているのが気になってフィンランド人の先生に質問したら、これは墓前に花を植える契約をしている印なんだそうです。1年間で150ユーロくらいするらしく、結構高いと言うので、ひと月10ユーロちょっとなら悪くないんじゃ?というと、雪が積もっている間を除いて計算するともっと割高だと。確かにそうですね。

墓地の中には結構大きなチャペルもあります。イスラム教徒の墓がまとまっている区画もありました。

この墓地には、古くは1918年に終結した内戦で命を落とした白軍・赤軍両軍の兵士や、第二次大戦前の冬戦争、継続戦争やラップランドでの戦いで犠牲になった兵士たちも埋葬されています。

冬戦争・継続戦争戦没者慰霊碑の後ろにはちょっとした高台があって、そこにはかつて敵機の攻撃からタンペレの町と工場を守った対空銃撃台があったことを示す石碑が置かれています。

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英訳すると、”Here, air defense protected Tampere in years 1939-1945″

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