アムリ労働者住宅博物館に続いて、いくつかの博物館がまとまっている複合施設に行きました。かつての工場を改装したものだそうです。
なぜ博物館のハシゴをしているかというと、Museum Cardというものを購入したので、1年間はフィンランドのほとんどの博物館・美術館に入り放題になるためです。69ユーロ支払うと、番号の入ったカードが発行され、それを提示すれば無料で入場できる、とてもお得なカードです。
いくつかの常設博物館の他に、期間限定で展示される企画展もあります。
常設展の一つ、郵便博物館では、初期の頃、農民がどのように郵便を担っていたか時系列にわかるようになっている展示や、凍った湾を渡り、スエーデンまで王冠を届けた様子のジオラマ展示を、大迫力の効果音入りの解説を聞きながら見ることができるブースもありました。初期の頃は、郵便狙いの盗賊に襲われたり、厳しい気候に晒されたり、命がけの仕事だったようです。世界中の切手を集めて世界地図に配置した展示では、日本の切手もありました。
自然科学博物館も常設展ですが、フィンランドに生息するさまざまな動植物の生態がわかるように、嗅覚や触覚なども総動員した展示が組まれていました。
企画展示は、ドラキュラ展や、ゲーム展、人形展などいろいろありました。ゲーム展では往年のゲームをプレイできるようになっていました。英語教育への応用を長年取り組んできたテキストベースのダンジョンシステムも展示されていました。
施設内にはレストランも併設されていて、ランチを提供していますが、ビュッフェランチが17,50€とちょっと高め。でも、午前午後にわたり、すべての展示を制覇するには、ここでゆっくりランチをするのもいいかもしれません。