Easterに欠かせないmämmi

食は食でも、ちゃんとフィンランドの伝統に関係した話題です。

フィンランドでは、Easterのときにmämmiというお菓子(デザート?)を食すのだと、到着直後スーパーに一緒に買い物に行ってくださった指導助言者の先生に紹介されました。四角い箱に入った、黒いケーキのような物体でしたが、聞くとドロッとしているらしいです。ウィキペディアにも解説があります。

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ちょうど、日本のもんじゃ焼きが△△みたいでイヤだという人がいるのと同じで、mämmiは焦げ茶色でドロッとしているので、何となく●●に似ているような見てくれが悪いのと、ライ麦とモルトの独特の風味があるので、フィンランド人でも好みが分かれるもののようですが、時節柄外せない一品のようです。その先生自身も好物というわけでもなさそうで、ミルクと砂糖をたっぷりかけて食べると言っていました。

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カップ入りの冷凍mämmiと、生クリーム。

ファミリー用のボックスではデカすぎて、ハズレだったときに処理に困るなと思っていたら、お一人様用のカップ型のものが売っていました。

牛乳をかけてもいいらしいのですが、どうせなら土地の人々がするように、生クリームをかけて食してみようと探したのですが見つからず、買い物中だった親子連れに聞いてみたらわざわざ品物まで案内してくれて、mämmiにはこれだ!って自信満々に勧めてくれました。

そして今日がEaster。公衆サウナから帰ってきてひと息つき、そうだ小腹が空いたところで、mämmiにチャレンジしてみようと腰を上げた途端、指導助言者の先生からメッセージで、どうだmämmiは試してみたか、と。アパートにウェブカメラでもついてるのかと思いました。先生も反応が興味津々だったのでしょう。

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カップの蓋を開けた様子

蓋を開けると確かに見てくれはいまいち。ちょっと味を見てみると、それ自体で結構甘いので、砂糖はかけず、生クリームだけかけて食べてみると、美味い!何となく、日本の黒糖のような風味で、あんこのような食感。ライ麦の歯ごたえもかすかに残っているので、粒あんって感じか。味は濃厚なので、コーヒーが進んじゃいます。さすがコーヒー消費大国。

濃いめのコーヒーとよく合います。

もう一つフィンランドのcuisineあるいはacquired tasteとして有名なのが、日本語で言うリカリスこと、英語で言うlicoriceこと、フィンランド語でlakritsaと呼ばれるお菓子。これはどうにも好きにはなれませんでしたが、mämmiならライライ。むしろ好きかも。

フィンランドでも、普通はEasterの前にしか店に並ばないらしいのですが、大きなスーパーならおいてあるとのことなので、恋しくなったら買いに行こうと思います。

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17年前に家族でフィンランドに来たとき、lakritsaを食べさせたときの子どもたちの反応

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