ア・テッパラ@恵比寿

今日は朝に仮性近視気味のむすめも連れて、眼科の検診を済ませてから出勤。途中で昼を取ろうと思い、急にアジアンな気分になりタイカレーが食べたくなる。

たまに行く駒沢大学駅近くのティーヌンはあいにく火曜が定休。恵比寿付近で探して見つけたのが、このタイ料理の店。お昼は食べ放題形式のランチを940円で提供。20120327-211223.jpg

料理の内容やコストパフォーマンスはなかなか。気になるのが、入り口が怪しさ満点で入りにくいことと、店主の関西人のおばさんが愛想ないという点。

いつもはあまり足を伸ばさない西口の南寄り、ローソンを過ぎ、坂の上り口にあるファミリーマートの地下。確かに、普通の人には怪しさ満点に映るかもしれないが、よく見ると、オーセンティックなアジアの香りプンプン。

入ってみると、結構広いホールに、これまたオーセンティックなタイ文字の入ったビーチパラソルが立っている円卓多数。レジには誰もいないが、ホール真ん中に、お洒落な帽子をかぶったおばさんが座ってる。どうしたものかと辺りを見回していると、そのおばちゃんが手で奥にあるビュッフェテーブルを指してどーぞという身振り。20120327-211345.jpg

料理にかけてあったアルミホイルをさっさとどけちゃうあたり、この人がもしや関西人店主?と思っていたら、もろに大阪弁で「あんた、うち、はじめてかい?」と。

取りあえず料理に向かっていくと、パッタイ、グリーンカレー、炒め物三品、手羽の唐揚げ、春雨サラダ、そしてなぜかキャベツの千切り(これって、手羽の付け合わせだったのかも)。デザートはタピオカ。ドリンクは、ホット&アイスのコーヒー、お茶。オプションでドリンクやトムヤムクンなども追加可能。20120327-211746.jpg

料理はすべてタイ人の料理人が作っているそうで、とても現地の味に近い、オーセンティックな味で、うまい。

で、料理を取りに行くたびに、愛想がないなどと書かれていたおばちゃんのテーブルを通りがけにした会話がまた楽しかった。あれが愛想ないと感じる人は、関西ではたぶん生きていけない。愛想がないのではなく、関東風のこびへつらいがなく、素朴なだけ。

「もしかして、おばちゃんがここの経営者?なんだ、超常連さんなのかと思った。」っていうひとことで打ち解けたみたいで、「あんた、うちはじめてんな?」(って、こんな大阪弁だったかな)

「おばちゃん、タイが好きなん?」って聞いてみたら、苦虫つぶした顔しながら「きらいやったん。やっと慣れたわ。くっさくてイカンわ」だって。おばちゃん、タイ料理嫌いだったなんて。

もともとは大きな生地問屋の親戚だったらしく、おばちゃんはいろんな飲食店やってきたらしい。で、今のところも、弟さんだか誰かが、タイ屋台風の店がええで、ってわけで店を開いたらしい。

でも、店の雰囲気や調度品なんて、きわめてオーセンティックなので聞いてみると、全部現地タイから船で取り寄せたんだとか。確かに、パラソルからグラス、便所の案内掲示まで、かなーりタイが入ってます。

奥にはでっかい四角テーブルで掘りごたつになっている別室の座敷があって、うちわの宴会にはとても良さそう。

最後の会計システムもとてもおもしろい。おばちゃんに千円札渡すと、レジにおいてある木のトレーに、十円玉と五十円玉がどっさり置いてあって、「お釣りは自分で一枚っつ取ってテンな」って(笑)。

店を出る頃には、こっちもつられて「ほな、また来るで」なんてなっちゃったし。

一つ問題。どういうわけか、蚊が妙に多い。おばちゃんにそのこと言うと、去年あたりから妙に出始めて、いっしょけんめー退治しとるんやけどあかんわ、って。

どっか水回りで漏れがあって、水たまりでもできてるんちゃうかな?(おっと、またつられて大阪弁になってもうた)

でもまあ、現地の蚊と違って、マラリア媒介するわけじゃないから、今度はモスキートーン発信するアプリでも準備して行くか。

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