長年コンタクトレンズを使ってきて、老眼が入ってきてからは遠近両用レンズを使ってます。
老眼が微妙に進行してきたのか、ここしばらくは手元のものを読んでいると頭が痛くなると言うか気持ちが悪くなるような症状が出てきて眼科に相談し、レンズの度数や種類をいろいろ試して最適なものを模索中です。自分の備忘録として書いておきます。
これまで使用してきているのはJohnson & JohnsonのOne-Day Acuvue Moist Multifocal。度数は-6.5で、手元の加入土はLow(+1.25)。遠くの見え具合は良いのですが、これだと手元がにじむというか、ギラギラすると言うか、老眼的な見え方で疲れます。
ならばと、度数はそのままで、手元の加入土をMid(+1.75)にしたレンズをお試しにもらって装着してみたところ、手元の具合は申し分なくなりましたが、遠くの見え方がちょっと落ちる感じがしました。
遠近両用レンズの構造は、いろいろな方法で遠近二つの焦点を配置したレンズから見える情報を、脳がどちらかの情報を選択的に処理して、結果として遠くも手元も見えるようになる、という仕組みらしいです。
私の脳の処理が鈍いのか、レンズの構造に合ってないのかわかりませんが、どうしても手元の加入度を上げると遠くの見え方が落ちる感じがします。
素材や形状も影響すると言うことで、他のメーカーのものも試用させてくれました。
一つは、日本アルコンのDailies Total Multifocal。含水率が非常に高くて装着感がよく、遠近いずれの見え方も安定して出せるのが特徴だとか。確かに、装着感はOne-Dayに比べてぐっといい感じです。ただ、手元加入度Med(+2.00)だと手元の見え方はきっちり老眼的で、出来合いの老眼鏡(加入度+1.00)をかけるとぴったりよく見えました。ってことは、加入度が足りないってことか。
次に、以前にもらった試用レンズで、Bauch+LombのBie True One Day Multifocalというのが残っていたので、これを試してみました。度数は同じ-6.5、加入度はLow(+1.50)。これも装着感はDailiesと同様にいい感じで、遠方の見え方もくっきりはっきりしていますが、やはり手元が老眼的な見え方。やはり+1.5でも足りないのか。
それで、かつて2週間タイプを使っていた頃、手元加入度を間違えて注文したものがあることを思いだし、発掘して装着してみると、これがバッチリ。Dailiesと同じ日本アルコンの製品で、Air Optix Aqua Multifocalというもので、試したのは度数-6.5、加入度Hi(+2.50)。
本当なら、加入度Hiはかなり高齢で老眼が進んだ人用なのですが、これがしっくりすると言うことはそれだけ老眼が進んでるってこと?それとも、加入度としてはそういう数値でも、デザインや材質との相互作用で、私にとってはそれが適切な度数ってこと?
2週間装用と言っても、入れっぱなしと言うわけではなく(前科1犯)、毎日外して洗浄するので、ちょっと面倒だし、出張時なども荷物がかさみます。同じ設計と材質なので、これのDailiesを使おうかな。
いずれにしても、以上の試用レポートを次の診察で報告し、最適レンズの処方箋を書いてもらおうと思います。
追記(2018.07.30)
度数がピッタリ合うのは2 WeekのAir Optixなのでそれを装着していますが、やはりOne Dayに比べてレンズの厚みがあるのか、ゴミが入ってコロコロする感じが多く発生しました。逆に言えば、One Dayタイプの場合は同じようにゴミが入り眼に負荷がかかっていても、レンズの薄さで吸収してしまって気づかない、ということかもしれません。
その後の展開
体調や天候にも左右されるのか、いいと思ったレンズも、やはり今ひとつ、なんていうのらりくらりな患者に根気よく付き合ってくださる若奥様先生。
前回テスト用に出してもらったDailies Total-One Multifocal(-6.5, Hi加入2.5)を試してみたところ、やはり手元がギラついて醜い状態だったこと、遠くの見え方はOne-Day Acuvueに比べてぐっと見やすくくっきりしていることを報告。Air Optixとは素材も設計も異なるのか、数値を合わせても同じような見え方にはならない。
試用レンズの数々