膝に痛みとともに突っ張るような感じがあり、整形外科に行くと、何枚かレントゲンを撮られ、年齢相応の関節部分の軟骨の損傷です、という見立て。
そのときは代打の先生だったので、後日リハビリに行くと、改めて院長が診察するという。
「えー、淡路さん、お仕事は?」
「教員です。」
「あ、体育ですか?」
という妙に流れるような問診はさておき、院長の見立ては、ずばり、体重過多。カルテにも、「とにかくダイエット!」と、ビックリマーク付きで記入されました。膝の痛みを訴える患者の9割以上は、体重オーバーによる膝への負荷が原因だとか。
それはもう、ほとんど、植木等風に「あ、わかっちゃいるけど、やめられないっ、と」って感じです。
院長の説明によると、体重を減らそうと、月に一回程度プールに行って有酸素運動するくらいなら、しない方がマシだと。有酸素運動によって脂肪は減るかもしれないが、筋肉が増えるわけでもなく、変に運動したことによって自分への言い訳ができ、ついビールだとか食に甘くなったりしちゃうらしい。
それより、腕立てや腹筋、スクワットなど、家でもできる簡単な筋トレをして筋肉を増やし、基礎代謝量を上げた方がよほどいい効果が期待できるのだとか。
さらに、忙しい現代人の運動などたかが知れているので、結局のところ、食を改善するしかない、と。
ここ二ヶ月程度息子が取り組んでいる、糖質を断つダイエットを勧められた。飲酒量は日本酒を欠かさず毎日2合というところで、「え?英語の先生なのに日本酒?」ってツッコミはスルー、でも「強制はしませんが、膝の痛みを改善したいなら、これはダメですね」と。いやだ、いやだ。
朝と昼は飯を食い、夜は酒2合を維持しつつ、あてを控えたり、間違っても帰り道にラーメンとか蕎麦とか食わないように心がけることにします。