数日来の鰻食べたい虫を沈めるべく、渋谷の大和田に来ました。引き戸を開けると、玄関はどこかの御宅に来たような感じで、履物を脱いで二階に案内されました。四畳半の座敷を独り占めの贅沢。
これを見た教え子で、数分以内にメールよこして30分以内に合流できる人にご馳走そうしましょう。急げ!
というわけで、誰も名乗り出てくれなかったので、ひとり特上うな重堪能しました。
ふっくら濃厚、たれもやや甘めでもしつこさはなく、肝吸いもプリプリとした立派な肝が入っていました。お新香の盛り付けも、なんだかどこかアフリカの国の国旗のような綺麗な取り合わせでした。
食べ終わる頃、絶妙なタイミングで熱いお茶の入った急須を置いて行ってくれて、ごゆっくりどうぞと、とても温かみのある対応でした。
渋谷にまだこんな空間があったとは。