前日の失敗を踏まえて、朝早くから寄席に向けてお出かけモードに。
しかし、前日の大学生との練習でへとへとだった弥生は、ソニプラでのショッピングをエサにしてもまったく興味示さず、ひとり留守番。
東京駅のグランスタでグルメな弁当を購入して、いざ鈴本へ。
到着すると、歩道のガードレール側には既に当日券求め長蛇の列。列の後方に加わったときは心細かったが、見る見る間に列が伸び、自分が半分くらいになると、きっと自分のあたりまでは大丈夫だろうと、強気に(笑)。生徒の学年順位でも同じような気持ちがするんだろうか。。。
しばらくすると、係の兄さんがカウンターをカチカチさせながら入場希望者数を聞いてまわりに来た。これで当日どのあたりまで入れそうか目処が立つんだろう。
待っている間に、つまみとビール、ワンカップを購入。後ろの方で通路側続きの2席を確保。通常興行ではUCカードの割引が効くのに、特別興行ではダメ。
席に着いてビール飲み始めたら、隣と後ろに視覚障害者の集団到着。落語はともかく、色物の最中は「30センチくらいのバチをおでこに立ててね、その上に20センチくらいの鞠を乗せてる、あ、今バチをすり替えた」とか、「15センチくらいのコマを、刀の刃の上に乗せたっ、あ、ちょっとずつ切っ先に移動させて、おおおー、切っ先に乗せて刀を高く掲げた」とか、いちいちヘルパーさんが実況するのはいいとして、コンビニ袋を手探りしまくってガサガサうるさかった。それにしても、紙切りなんて解説されてもおもしろくも何ともなかろうに。
プログラム全体としては、色物はともかく、落語にがっかり。気合いの入った古典は一つもなかったし、ほとんど枕の小話で終わってた感じ。なんせ、トリがコブ平改め正蔵だし。喧嘩が絶えない夫婦をネタにした創作ものやってましたが、まあまあでしたな。
途中で出てきた馬風なんかの方が、貫禄でははるかに勝ってましたね。客からも「まってましたぁ〜」とかかけ声かかってたし。でもその馬風も落語はそっちのけで、コブ平のいじりネタに終始でがっかり。
結論。寄席は空いてて、見る眼が厳しい常連の目が光ってる一般興行の方がオススメ。とはいえ、行楽地のようにごった返すこともないし、3300円で半日楽しめるなら、まあいいか。