リビングでふと一息つくときテレビをつけたら、ちょうど始まった番組。
すぐ、言語政策やアイデンティティなど、外国語教育を考える上でもすごくいい題材だと思い、確認してみると再放送あり。
元々は「ドキュメント20min.」という20分番組のシリーズで放送されたものに話題を付け加え、45分の拡大版として放送したもの。
ロシア語とウクライナ語を使う家族で育ったウクライナ出身のディレクタが、ロシアの侵攻に伴って言語と自分について考え葛藤したドキュメント。
人にとって言語とは何か、実利だけでなく、自分の存在にも関わる側面があることや、支配国によってもたらされた言語についての歪な環境についても考えさせられる。このドキュメントを踏まえて、改めて日本における外国語教育や、英語一辺倒の状況について考え直してみるのはとてもいい学びになりそう。
英語教育の授業にとどまらず、外国語学部にとっては、またとない学びのきっかけをいただける講演をしてもらえそう。このディレクターに講演に来てもらえないかなぁ。