ほう、珍しい。
来年度ゼミで教科書として使用するPaul Nationの本を見ていたら、英語教育が「科学」的研究に「昇格」してからはほとんど正当な評価を受けることがなかった(言い過ぎ?)、Harold E. Palmerに関する情報が言及されていました。
おそらくNationが自らオリジナルを読んでのことではなく、紹介のされ方から察するに、かつて東京外国語大学にいて、語研にも関わっていたRichard Smithさんが英国に帰ってからまとめた業績によるものです。
まあ残念なのは、文法学習に関する章の中で基本的な文を意識的に学習することの重要性に関する参考文献として紹介されているのですが、言及のされ方が次のようにかなり一面的なこと(くそっ、コピペくらいさせてくれよ>Mac版Kindle Reader):
For an enthusiastic discussion of the importance of memorizing phrases, see Palmer, H. 1925. Conversation. In R.C. Smith (ed) (1999). The Writings of Harold E. Palmer: An Overview (pp. 185-191). Tokyo: Hon-no-Tomosha.
ともあれ、PalmerがPaul Nationに言及されたと言うことは喜ばしいことです。