タップ交換

四つ球の関東選手権大会予選がひと月後に迫っている中、どうも変なミスショットが頻発するので、自分の未熟な腕前を道具のせいにして、減り気味のタップを幡ヶ谷倶楽部さんで交換してもらってきました。  

森谷さんにつけてもらったのは、小林英明プロによる、通称「ヒデタップ」。適度な硬さで食いつきもよくいい感触です。これで試合でもいい結果が出るといいのですが。

「タップ」は英語で言うとtipで、一般的な文脈では「先端、端っこ」という意味で使われます。tiptoeは「つま先」、tip of tongueといえば「舌先」、the tip of an icebergは「氷山の一角」のことです。

ビリヤードの世界では、キュー(正式にはキュースティック、平たく言えば球を撞く棒)の先端部分についている革製のパーツを指します。同じtipでも、「ご祝儀、お駄賃」という意味の英語には「チップ」というカタカナ語が当てられていますが、このビリヤード用語のtipには「タップ」というカナが当てられているのは興味深いです。

タップも、かつては一枚革が一般的でしたが、今では入手困難で、ほとんどが複数の革を張り合わせた積層タイプです。積層タップも厚みがあるうちはいいのですが、すり減って薄くなってきたときに性能が急変する感じがします。その点、一枚革のタップの方が薄くなっても性能が安定していて最後の最後まで使えたように思います。

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