一年生の「ゼミナール」という授業を担当していて、今年度はSound of MusicのDVDを教材にして、印象に残ったせりふの共有や、歌詞の暗唱、せりふを使った発音訓練などに取り組んでいます。シラバスはこちら。
先日の授業では、1分程度の場面を題材に、せりふを練習してからアテレコに挑戦しました。取り上げたのは、長女Lieslが、ナチスの手先に成り下がってしまったRolfeに失望するシーン。
といっても、二人でスクリーンの両脇に立ち、音声を消した動画を再生しながら、タイミングに合わせてせりふを言うという、アナログ的な方法で行いました。
台本は持参可能にしましたが、Read & Look-upでしっかり言えるくらいせりふを頭に入れておかないと、うまくタイミングを合わせてせりふを言うことはできません。動画の合わせてせりふを言う必要がありますので、ある程度の速度で滑らかに言える必要があります。
発音やスピードだけでなく、気持ちを込めてせりふを言わないと、映像とのミスマッチでちぐはぐになるので、棒読みだと笑われます。
授業の最後には10ペアが上演、それをiPhoneでビデオに収めてYouTubeに限定公開の動画としてアップロードした動画を授業のMoodleサイトでFeedbackモジュールに取り込み、ピア評価を行いました。
すべての動画を並べておき、それぞれい「発音、タイミング、表現力」という3つの観点で4段階評価をつけられるフォームをつけておきました。学生は動画を見直し、各自評価を投稿します。まだ始めたばかりなので投稿数は少ないですが、結果はこのようにリアルタイムで表示されます。全員の評価が出そろうとどんな分布になるか楽しみです。