Dictationアプリで発音チェック

最前列、カメラ目線の学生は、いつもグルグルで苦戦してます。

最前列、カメラ目線の学生は、いつもグルグルで苦戦してます。

2年生以上が対象の英語教育学概論という授業では、いつもは事前に暗写してきた英文を小分けにしたお題の英語を、靜流グルグル方式で発音指導していきますが、先日はちょっと目先を変えて、スマートフォンのディクテーションアプリを活用して発音の自己チェックをしました。

なぜそのような流れになったのかというと、テキストの中で、「自分の音声を録音して聞いてみるのが効果的」という話が出てきたとき、スマホでやったことあるか聞いてみると、驚くほど少ない。便利な道具が身近にあるのにもったいない。ということから深み(笑)にはまりました。

普段は学生たちは教室の周囲に立ち、そこを私がグルグルと回りながら一人一人発音させ、できていないところを指摘して回ります。今回は、Dragon Dictationという無料のアプリを使って、お題の英語を各自アプリに吹き込み、パンクチュエーションなどを除いて、英語が完ぺきに認識されたら合格というやり方で発音チェックをしました。その間、私は教室を回り、ドツボにはまっている学生にアドバイスをして歩きました。

最初のお題の最初の単語がearlyだったのですが、これがどうやってもAliとかになってしまう学生が多かったです。これには「口開けすぎ。歯を食いしばってやってみな」と助言すると、一発で認識されました。語末のS/Zの音がことごとく抜け落ちてしまう学生は、自分の摩擦の弱さに気づけたようです。

「普段の淡路先生のチェックよりきびしぃ〜」という声も聞かれました。何度やっても正しく認識されず、アプリがおかしい!と疑心暗鬼になっている学生には、私が代わりに吹き込んで正しく認識されることを見せてやると、「おぉ〜〜」と歓声を上げて納得。その上で、何が違うのか説明してやりました。

なかなか楽しい企画ではありますが、やはり「違う」という判定は突きつけられても、どこをどうすればいいのか、というコーチングはやはり目の前の教師がやってあげる方が効果的のように思います。

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