「郵便集配人」

Facebookに投稿した便所の話ばかりでは、教師としての威厳が保てないので、たまには英語教師っぽい話題で。

中学生の頃、mailmanという単語が教科書(もしかするとラジオ講座の教材だったかも)に出てきたとき、その訳語が「郵便屋さん」とか「郵便配達」ではダメで、「郵便集配人」と書かないと許されなかったと言うことが、妙に記憶に残っている。

残念ながらそのときはきちんとした説明がないまま、モヤモヤした記憶だけが残っていた。

なぜ「集配人」でなければならないのかを知ったのは、それからずいぶん時間が経過した、高校時代にホームステイしたとき。米国では、郵便屋さんは配るだけではなく、発送した郵便物も集めてくれることを知った。そのとき、ようやく中学校以来のモヤモヤがぱっと晴れた。

2015-08-17 09.40.28先日友人宅に家族でお世話になっていたとき、郵便を出す必要があったので撮影しておきました。宛先を書いて切手を貼った郵便をポストに入れておき、赤い旗を立てておくと、郵便屋さんは配るものがなくても、ポストから発送する郵便物を持って行ってくれるシステム。

「郵便配達じゃだめで、郵便集配人と訳せ」というなら、こういう背景もきちんと説明しないといけませんね。

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