これまで愛用してきたけれど、壊れたり、かなり古くなってしまったスーツケース二つを粗大ゴミに出すべく朝のうちに準備して、それをFacebookに投稿したら「もったいない」というコメントをいただき、急に直してみることにしました。
むらさきの方はSamsoniteではなくノーブランドで、まだ購入して10年ちょっとくらいですが、キャスターとハンドル部分が破損し、さすがに修理して使うという状態ではありませんでした。それと、キャスター部分が座の中に収まるような形で取り付けてあるので、軸を切ってビスを入れようとしても入らないような構造でした。
茶色の方がSamsoniteで、なんと、私が高校1年の頃渡米する前に買ってもらったものなので、35年もの。でもさすがSamsonite、キャスターのローラーゴム部分が風化してしまった以外、目立った損傷はなし。上下のケースもぴったりと閉まり、まだまだ行けそうな気もしますが、旅先で壊れるのは恐いので、ここらで勇退していただこうかといったんは考えていた次第です。
処分する前に中の荷物を確認するべく開けたら、高校の頃ホームステイしたお宅の香りがしました。
さて修理費用ですが、Samsoniteに修理に出すと、2〜3万円程度はかかりそうでした。一般の修理屋さんに持ち込んでも、1万円以上はかかってしまいそうです。
調べてみると、見栄えを気にしなければ、キャスターの軸を金のこで切断して取り外し、ビスを軸として新しいキャスターを取り付けるという段取りで、自分でも修理できそうで、部品代もかなり安いことがわかりました。
試しに、4つあるキャスターのうち、ひとつの軸を金のこで切断してみると、意外と簡単に取り外せました。それに気をよくして、ホームセンターへ部品を買い出しに。
購入した部材は
・台座付きキャスター 4個
・5mm六角ボルト 4本
・5mmナット 4個
・5mmワッシャ 8個
・5mmナイロンナット 4個
取り付けでもっとも手こずったのは、台座付きしか売っていなかったキャスターの車軸を切断して、キャスターだけを取り外すことでした。それがなければ、取り付けは1時間もかからず終わったと思います。
もう少し短めのボルトが手に入れば、見栄えも少しマシだったかもしれませんが、余分なボルトを切断しようとしたら、金のこが折れてしまったので、実害もなさそうだし、長いままにしておくことにしました。
取り付けてみると、回転する前輪部分のキャスターと台座の間隔がかなり詰まっていて、最初は転がりにくかったのですが、強引に少し転がしていたら当たりがついて円滑に回るようになりました。
これでまたしばらくは使えるようになりました。