撞球のお稽古に行く前、ちょっと時間があったので、桜を愛でながらひと駅歩くつもりで九段下の駅で途中下車。
心膨らませ改札を出た瞬間、普段と違う殺気を感じて嫌な予感。
地上に出るまでもなく、途中の改段から既に大渋滞。上の方で階段の幅が狭くなりボトルネック状態。ずる賢いヤツらは反対側の下り側から先回りして横入り。
「下りレーンから先回りしているあんたら、きちんと上り列を上がってる人達がどんどん遅くなってるの、わからんか?そのくらいのこと、首の上に乗せてる漬け物石使って考えろ〜っ!」と大声で一喝。ちょっとの間、割り込みも止まり、しーん。
地上に出た瞬間、駅に引き返す決心。だって、もの凄い人、人、人。この分じゃ、お堀端の道など、とんでもないに違いない。桜を愛でるどころではないはずだ。きっともっと嫌な思いをするに違いない。
地下鉄の駅に引き返す途中、アホなくらいの手振りではしゃぎながら、前をトロトロ歩いている大学生くらいのバカップルの横を追い抜こうとすると、女の腕が私の身体にバシッ。
すると女は、「うわぁ〜〜っ」っと反応。教育者としての使命を感じ、振り向いて、「きみさ、他人様を腕でぶっておいてその反応は違うでしょ?まず『ごめんなさい』とか『すみません』でしょ?」と優しく諭す。