今日の補講が終わったとき、最前列の学生がつぶやいたひと言。そして私の返答は、「お〜、そりゃよかった、よくがんばったもんな!」
もしだらけた学生がこうつぶやいていたら、丁重に別室にお通しし、みっちりじっくりお話しさせていただいたでしょう。けれど、彼はとても熱心に練習し歌っていましたから、そういうつぶやきを耳にしてもちっとも嫌な気持ちはしませんでした。
実際、しっかり声を出し、発音に気をつけてあちこちの筋肉をコントロールし、パートナーとリズムを合わせて練習を繰り返せば、疲れるでしょう。英語は実技ですから。
今日の内容は、せっかく来てくれる学生が楽しんで何か持ち帰れるようにと、CarpentersのYesterday Once Moreをやりました。
まずは耳慣らしとメロディーをつかむのに、歌を聴きながらHot Potatoesで作った穴埋めディクテーション。ひとしきりやったところで、対訳の歌詞を配り確認、その後は2,3名のチームになって歌う練習をして、数行ごとにグルグルチェック。
最後は、ボーカルを消した曲にあわせて全員で斉唱。しっかり声も出て、発音もしっかりしたものでした。半期でも、15回も毎回グルグルうるさくチェックすると、基本的な調音とリズムの基礎ができあがってくるのが実感できました。