振り返ると、スキーブーツの破損は何かの暗示だったのかも知れません。その後、風邪を引き、腰痛をこじらせてしまい、散々な正月休みでした。
どうも年末年始は、掃除やホイール交換などの作業があり、正月の旅行、スキー、ごろごろなど、腰に負担のかかることが続くので、何だか毎年正月後には腰痛が悪化している気がします。
磐梯での親族旅行から帰ってから、鼻風邪のような症状で体調が優れませんでした。腰の調子も芳しくなかったのですが、風邪で三が日を寝て過ごしたことが更に腰に負担をかけたらしく、4日には靴下を履くにも難儀する有様でした。
4日に営業していた整体院に行っても改善せず、翌日別の整体院で電気鍼をやってもらってもダメ、途方に暮れていたところ、知り合いの方から腕のいい先生をご紹介いただきました。
場所は奇しくも池尻大橋。紹介くださったのは同じ千葉の方なので、「ずいぶん遠いんだけど…」とご紹介いただきましたが、いつも玉突きの練習に通っている駅です。ただ、あの腰の状態では、電車での移動もやっとのこと。もし直らなかったら、帰りは更に地獄の旅が予想されましたが、思い切って出かけていきました。
こぢんまりとご自宅で施術なさっている先生で、その方法は何とも説明が難しいのですが、いわゆる「操体法」と言われるもののようです。鍼を打つとか、身体をひねりまくるとかすることなく、いろいろな姿勢であちこちの筋肉を収縮弛緩を繰り返すような動きを、指示されるまま自分がやっていく、というものでした。
一時間ほどの治療で、若干の違和感は残っていたものの、歩くにもかがむにも難儀することない状態まで回復できました。これまで受けたいろいろな施術の中で、鍼も打たずにこれほど全身の筋肉を和らげて調整できるのは初めてで、とても不思議な体験でした。
ともあれ、これで何とか年明けの授業がこなせそうで、感謝感激です。