Facebook Post: 2014-04-01T22:57:18

ボブディランは、中学生の頃一時期凝って聞いていただけなので、ファンと言うにはおこがましいのですが、あのだみ声と独特のリズムは何とも魅力的で、今でも時々聞きたくなります。

今回のライブでは、往年の名曲はアンコールでWatch TowerとBlowing in the Windをやったくらいで、あとはそれほど大ヒット曲はやりませんでした。私も知っていた曲は2/3くらいでしたが、知ってるかどうかはどうでもよくて、あの声と節回しで歌っている姿が、体育館くらいの広さの空間で共有できたというのが重要です。

この距離感は、ドームや武道館では決して味わえない感覚です。が、3時間近く立ちっぱなし、前には妖怪塗り壁みたいな大男じゃ、落ち着いてステージに集中できませんでした。

しかもこの塗り壁野郎、頻繁に左右に動くんで、私もそれに応じて左右に、きっと私の後ろも同様に左右に動いていたと推察します。

Zepp DiverCityの一階立ち席はABCの3ブロックに分かれていて、チケットの番号順に案内されます。観覧のコツは、入場したら真っ先にブロックのステージ側の仕切りに陣取ること。背の低い人はかなり不利なので、お風呂の椅子くらい持参した方がよいかも。

で、肝心のディランですが、72歳とは思えぬほどの声量、ダミ声も節回しも健在で嬉しい限りです。歌に時折はさんだハモニカも迫力のパフォーマンスでしたが、なぜかほとんどギターは持ちませんでした。聴衆への語りもまったくなし。

代わりに、ステージ上手に据えたミニサイズのグランドピアノに向かい、中腰で弾き語りやソロをこなしていました。

途中、20分に及ぶインターミッションが入ったのは敬老精神で我慢するとしても、立ち席では一旦自分のポジションを離れてドリンク買いに行ったら、同等の席の保証はありません。なのでみなさん立ち位置でボーーーっと待ってました。

後半もテンポ良く演奏をこなし、アンコールの2曲はかなり大胆なアレンジで、かなりの人が途中まで気づいていませんでした。

個人的には、Just Like a Womanが聞けなかったのが心残りですが、あの空間に世界のボブ・ディランと一緒にいられただけで満足です。

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