相関関係について考えるときの「基本の基」だけど、相関は因果ではない。
報道されている結果から言えることは、そういう「相関」があるということだけで、「スマホ使用時間がながいからテストが芳しくない」のでも「スマホ使用を制限すれば成績が上がる」ということでもない。
もちろん、実感としては、スマホに時間をとられて勉強に充てる時間が不足して勉強がうまく行っていないという感触は否定しない。けれども、可能性としては、勉強がうまく行かない理由は他にあって、勉強がうまく行っていないから、スマホに逃避しているのかもしれないということもある。
そういうケースでは、勉強に関して根治的な対策をせずに、ただスマホ使用を制限したところで、他のことに逃避したり、さらに自暴自棄な行動に出るかも知れない。
https://sankei.jp.msn.com/life/news/140825/edc14082521380007-n1.htm