駅前の駐輪場前でのこと。信号を待っていると、ママチャリの前後に小さい子どもを乗せて向かってくるヤンママ。二人ともヘルメットはかぶってない。
ヤンママ、何か急にハッとした表情の後ふらついて、なぜか失速停止。
チャリが倒れそうになるのを見て、バッグを放り出し、前席のより小さい赤ん坊目がけてダッシュ。頭の下に手を差し出し間一髪セーフ。
するとヤンママ、パニック気味に「は、ハチが、この子の腕にハチが止まってて、取ってください?」って。おいおい、お母ちゃん、ハチくらい握りつぶして取ってやるくらいの気概持たないと(とは言わず)。
見てみると、ぷっくりかわいい腕に止まっているのは、アブ。「お母さん、これはハチではなく、アブです」(とは言わず)、まあ、アブだって噛まれりゃ痛いのは同じ。すぐに取り除いてあげて、自転車起こしてあげる。
子どもはいたって平静で、「どうしてじてんしゃ、たおれちゃったの〜?」と。まあ、何もなくてよかったけど、これを機にヘルメットかぶせた方がいいと認識してくれることを期待。