暗くてよく見えないところも多いですが、昨夜7月15日午後9時過ぎ、国会正門前で車道にあふれ出た抗議の人々を、歩道に押し戻そうとする警官隊の映像。
制服の警官がスクラムを組んで抗議活動参加者を囲い込み、力で押し戻そうとするも失敗、退却。これじゃ、車道にあふれて車に跳ねられるのが危ないのか、警官との小競り合いで押し倒されるのが危ないのか、わからん状況です。
よーく見ていると、私服の警察官と思しき人物も何人も混じっていて、デモ参加者を装って一人一人誘導しようとしていました。
若く血気盛んな十代の頃参加したデモでは、最前線で警官隊に突っ込んでいくおっさんの後に続いて、果敢にジュラルミンの盾に突っ込もうとしたら、後ろのおっさんが私の服を引っ張って止めてくれ、飛び込んだのは私服警官だと教えてくれました(「ほんとだ、ジュラルミンの隊列の向こうで、警官に起こしてもらって談笑してるし」)。危うく公務執行妨害を誘うおとりに引っかかるところを救われました。
さすがに今回はそこまでの下劣な行為はありませんが、安全のためというかけ声の下、抗議の人々が連帯できないように誘導・遮断している様子が随所で見られました。