62回生のみなさん、卒業おめでとう。
みなさんの卒業の余韻を味わう間もなく震災が発生し、そのせいで燃え尽き症候群に苦しまずに済んでいますが、みなさんにとっては卒業直後のまったりとした気分に浸りきれないのは残念なことでしょう。
被災地の状況を考えると、そんな贅沢なこと言っていられなくて、まさに命があるだけで感謝という気持ちになります。一日も早い復旧が切に望まれます。
4月からはそれぞれの道を歩み始め、異なる世界で異なるネットワークを広げていくことでしょう。それでも、中学校時代の友人というのは、自分の基礎が養われた日々を共に過ごしたという点で、いつになっても会って心安らぐもので、それは年を取るにつれて強くなります。
是非互いの連絡は絶やさず、かといって不適応の傷を舐めあい馴れ合うことなく、友の絆を大切にしていってください。