地震の翌日、近所のスーパーに買い物に行って呆れた。カップ麺の棚が文字通り空っぽになっていた。不安に駆られた人々が買い漁っていったらしい。よく見ると、米の棚も空、パンの棚も空、ミネラルウォーターもほとんどなし、乾電池は懐中電灯に使われる単一は売り切れという状態。
確かに、それだけの大地震であったことは確かで、不安もわかるが、かなり異常な事態だ。その程度の備蓄を家庭でしたところで、家が崩壊すれば当てにならないかもしれないし、ライフラインが断たれ、お湯も沸かせない状態かもしれない。むしろ、一時的な買い漁りの結果生じる需給のアンバランスが尾を引いてしまうことの方が心配だ。
実際、ガソリン不足はその一例だし、昨日同じスーパーに行ったら、パンの棚にはいつもの倍くらいの商品が並んでいたが、いつもより売れているようには見えなかった。売れ残って処分されてしまうとしたらもったいないことだ。
一つ理解できないのは、トイレットロールを買いだめしていく人が多いこと。70年代のオイルショックのときも、トイレットペーパーが買い漁られた騒動があった。一体、ふたパックもいっぺんに買っていく人は、毎日どれだけロールを使いまくっているのだろう。いざとなったら、古新聞をよくもんだってケツくらい拭けるだろうに。
追記
この件についてニューヨーク市の友人とチャットしていたら、あちらでもこういうときにはトイレットペーパーを買いだめする行動が見られるらしい。洋の東西で同じ行動とは興味深いが、トイレでロールを使わない文化では何を買い占めるんだろう?