東武東上線の脱線事故で、高坂からの帰りに普段の倍以上の時間がかかるも、何とか都心まで戻ることができたので、八重洲にて吉野杉エキスを溶かし込んだ日本酒をいただき、いつもの特急列車に乗車で家路につく。
ふと向かいホームを見ると、最近では珍しい品種の酔客。きちんと二列に整列して列車を待つ乗客たちとの奔放なコントラストが目映い。
などと下らぬことを書いてちょっと目を離したすきに、絶滅危惧種の酔客、劇的な進化を遂げてました。こうなると、ちょっと彼の生命の危険も危惧されるところ。周囲の素知らぬそぶりに寒気を覚える。
しかし、私が通報するまでもなく、JR駅員が二人駆けつけ、手厚く珍種を保護、まるで何ごともなかったかのように立ち上がる珍種が微笑ましい。
駅員の保護下から逃れた彼の行く末に幸あれ!