昨夜帰宅したら奥さんがおもしろい記事だったと、朝日の夕刊を見せてくれた(デジタル版はこちら)。
そもそもレコード大賞優秀アルバム賞を受賞したアルバム製作について、流行に乗じて企画が泉谷の元に持ち込まれたとき、「動機が不純で腹が立った」と言いつつも断ることはせず、「だったら好きなようにやらせろ。ぶっ壊してやる」と引き受けたという。
レコード大賞優秀アルバム賞受賞についても、「メジャーな舞台での仕事は嫌なことが多い。でも殻に閉じこもり、好きなことをやろうとすると甘えが出る。メジャーなところで嫌々やって化学反応を起こす。つまり今回は、不本意の勝利なんだ。そう書いといてくださいよ」というストイックな姿勢と自己分析。
紅白出演を引き受けたことについては、「これも嫌だった。でも、お願いされたからな。ならば故郷に帰りたくても帰れない人、病院のベッドで一人で見ている人、苦しい境遇の人のために歌おうと思ったね。(会場の)NHKホールのやつらはどうでもよかったんだ」と毒舌。
近頃の、連帯感や励まし合いに触れた発言でよくある「パワーをもらった」ということについても辛口のコメント。「『お客さんからパワーをもらった』なんて言うミュージシャンがいるけど、ふざけたこと言ってるんじゃないよ! 客からお金もパワーも取ってどうすんだ。こっちがあげるんだよ、パワーは」
自分も近頃ずいぶんと歯に衣が厚く重ねられてきちゃって、ずばずば言うことが少なくなってきたなと、反省。
それにしても、九条の会記念講演会の参加者、年齢層高いなぁ。ほとんど私の親世代じゃん。