英語教育学概論という授業を熱心に受講してくれている学生の一人が、授業後に残り、話をしていった。
大手教育産業系の塾で講師のバイトをしているのだが、その研修としてアクティブラーニングに関するセミナーを受講してきたのだという。
講師は算数が専門の人だったらしいが、算数という枠組みの中で話を聞く限り納得できても、英語という文脈になるとどうもひっかかりを感じるという。母語を土台として創造的な活動ができる教科と違うのではないか、もともと言葉を学習する教科であるから、アクティブな要素が元々多いのではないか、と話してくれた。
まさに、現場英語教員の多くも感じている疑問なのではないか。
鋭い感覚を持った学生で、これからが楽しみ。