報道言論に携わる者ばかりでなく、真実を見つめようとする者なら当然抱くはずの問題意識が、「偏向」というそしりで抑圧されては、物言えぬ社会への崖を転げ落ちることになる。
以下、国谷氏の引用
「果たしてこの言葉の使い方は正しいのだろうか。『なかなか理解が進まない安保法制』という言葉は、文脈のなかでの置かれ方によっては、安保法制に反対が多いのは、人々の理解がまだ進んでいないからだ、という暗黙の示唆を潜ませることにならないだろうか。この言葉は、今は反対が多いが、人々の理解が進めば、いずれ賛成は増える、とのニュアンスをいつの間にか流布させることにもつながりかねないのではないだろうか。そういう言葉を、しっかり検証しないまま使用してよいのだろうか、私にはそう思えた」
http://lite-ra.com/i/2017/01/post-2874-entry_2.html