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「プランB」発動
(March 11, 2004)
この展開はTienも予想していた通りだったようで、ニコニコしながら「じゃ、プランBで行こう」といってバイクに戻った。プランB?と思いつつTienのバイクの後ろに乗り、Huong川(Huongは「香り」という意味)にかかる橋を渡ってひとまずTienの家に向かった。
Tienの家は、橋を渡ってすぐの繁華街にある、ギター屋さんだった。一階が店舗で、二階と三階は住居になっている街中で商売を営む典型的な作りの家だった。店ではいとことおぼしき中学生くらいの女の子が、小学生くらいの子どもの相手をしながら店番をしていた。
まもなく、店の奥の方からTienが私のためのヘルメットを持って戻ってきた。これからどうするのか尋ねると、Tienがちょうど教育実習中の、市内から30キロくらい郊外の小さな農村の高校へ行って授業を見学させてもらうのだという。ヘルメットをかぶっていれば怖いものはないし、フエの交通量はハノイとは比べるべくもなく少ないので、喜んでバイクの後ろに乗って出発した。
市内を抜けるまではあちこち交差点があってスリリングだったが、郊外に出るとまるで定規で引いたようにまっすぐな国道をひたすら走った。道路は舗装されていたが、周りの道は未舗装なので、土埃がすごかった。おまけに、ひっきりなしに走るバイクからの排気ガスもすごい。だんだんと家もまばらになり、時折水牛たちが草をはんでいる光景も見えた。
Posted by Yoshi at 05:48 PM