ホーチミン博物館
(March 10, 2004)
かわいい通訳にお願いして支払いを済ませて店を出た。文廟に添って通りの反対側を歩いていくと、時計屋がいくつか並んでいた。ベトナムでは通り沿いに同じ商売の店が並んでいることが多い。どの店もショーケースに種々雑多な時計が並べられ、店の主人は軒先で椅子に座って通りを眺めている。どうやって生計を立てているのか不思議だ。
文廟を過ぎてさらに進んでいくと、やっとホーチミン廟のあたりに出た。大理石でできている立派な廟にはホーチミンの遺体が安置されている。しかしホーチミン廟は午前中の短時間しか開館していないので、この日はホーチミン博物館を見学した。ここにはホーチミンに関する資料や展示がわかりやすくまとめてある。地元の学校の遠足先としても人気があるようで、いくつかのクラスが先生か指導員とおぼしきガイドに案内されて熱心に見学していた。
博物館を出ると、何やらものすごい剣幕で怒鳴り立てている女性の声が聞こえた。見ると、70歳くらいのおばあさんが旦那とおぼしき同じくらいの年齢の男性をまくし立てている。男性はけんもほろろで、にやにやしながらいわれるがまま抵抗の様子はない。昔読んだ本で、ベトナムの女性はとてもたくましいということを読んだのを思い出した。
道端の売店でホーチミンの絵はがきを買った。ホーチミン関連の商品に混じって、どういうわけかパワーレンジャーや仮面ライダーアギトの人形が売られていた。どこも観光地の売店は商魂たくましい。
Posted by Yoshi at 01:20 AM